イノシシやシカ肉を食べてみたいけど、、国内で獲れたものって本当に安全・安心なんでしょうか。
僕自身猟師として解体に立ち会う機会がありますが、きちんとした解体施設がない地域で解体するジビエは、衛生レベルが低いです。
自分たちで消費する分には全然構わないんですけど、それをレストランなどに出そうなんてことは考えたくないし、違法に当たります。
しかし最近のジビエブームに火がついているように、衛生レベルが徹底され、イオングループのスーパーに販売ルートを確保している解体施設もあるのです。
特にトップレベルの解体処理施設は、農林水産省から”認定業者”という箔を付けられ運営しています。
これらの施設は、野生鳥獣肉の衛生管理に関するガイドラインを遵守しています。
2017年9月までに登録された施設は7つ。
- 信州富士見高原ファーム(長野)
- 奥三河高原ジビエの森(愛知)
- 和歌山鳥獣保護管理捕獲協会(和歌山)
- 古座川ジビエ山の光工房(和歌山)
- わかさ29工房(鳥取)
- 地美恵の郷みまさか(岡山)
- いかくら阿久根(鹿児島)
認定業者ではないからといって衛生レベルが低く、食用にできないという訳ではないので悪しからず。
それではサイトホームページがある施設を、簡単に紹介していきますね。
信州富士見高原ファーム
www.fujimikogen-farm-nagano.jp
ホームページが非常に綺麗。
ほとんどの商品が売り切れとなっていますが、信州のジビエは地元でよく食されることでも有名です。
ジビエ解体処理車と言われる2tトラックの荷台を改造して、ジビエを解体できるような車をつくったのも長野県。
所長の講演を聞いたことがあるんですけど、くくり罠をシカやイノシシの前足、できれば左足にかかるよう工夫し、可食部を傷つけないような指導もされています。
あぁ、一度は信州のシカ肉を食ってみたい!!
奥三河高原ジビエの森
パステルカラーの親しみやすい外観が印象的です。
たびたび、”奥三河のジビエは美味しい”という話を聞くので、施設&食ともに行ってみたいところ。
古座川ジビエ山の光工房
ジビエの印象をガラッと変えてくれるような、素敵なUIです。
ジビエ肉を金もみじという商品名にして売り出しているのもおしゃれですよねー。
わかさ29工房
世界的な衛生基準ともなっているHACCPを導入したことでも知られる解体施設です。
地美恵の郷みまさか
岡山県といえば、猟師ブームを巻き起こした山賊ダイアリーの作者が住んでいるところ。
彼が猟をしていた近くに、この解体施設があります。
いかくら阿久根
九州イオングループが、ジビエ肉を使って地域活性化しようというコンセプトのもと、イノシシ肉を商品化し販売しています。
このいかくら阿久根で解体されるイノシシ肉も、イオングループの店舗で買い求めることができますよ。(地域内限定)
3月にはいかくら阿久根さんの施設へ解体研修に行ってきます。